
1.総予算と「自己資金」を把握する。
2.家族で「譲れない条件」を3つに絞る
3. 家づくりの「全体スケジュール」を把握する
4.希望する「土地のエリア」を決めておく *土地が決まっている人はスルーしてください
1.総予算と「自己資金」を把握する。
モデルハウスに行くと金銭感覚が麻痺しやすいため、事前に現実的な予算の壁を作っておきます。
- 算出するもの:現在の家賃や生活費を確認し、毎月の理想の返済額と、貯蓄の中から頭金や諸費用としていくらだせるのか話し合うこと。特に一戸建てを検討する世帯は共働きが多い傾向にあり、それぞれで資産を管理している方々の場合は、毎月の出費額を把握することが重要です。
- 注意点:「借りられる額」ではなく、教育費や老後資金を考慮した「返済していける額」で総予算を計算する必要があります。
2.家族で「譲れない条件」を3つに絞る
家族で話し合い、新しい家で譲れない条件を書き出します。営業マンからの提案を判断する基準になります。
- 項目例:部屋数、広いリビング、収納の多さ、高気密・高断熱、災害への強さ、デザインの好みなど
- コツ:まずは要望をすべて出し、その後に「絶対に必要」「できれば欲しい」と優先順位を3段階でランク付けします。
参考までに我が家の優先順位は、
1位 広いリビングダイニングキッチン(妻の希望)
2位 2階に私の書斎をつくる(もちろん、私の希望)
3位 オール電化ではなく、電気及びガスの併用(2人の希望 料理での火力、ガスファンヒーター等)
3. 家づくりの「全体スケジュール」を把握する
注文住宅は入居までに時間がかかります。「いつまでに引っ越したいか」から逆算して、スケジュールに余裕を持たせます。
- 目安期間:情報収集から完成・入居までは一般的に1年前後(およそ10ヶ月〜14ヶ月)かかります。
- 確認事項:子供の出産・入園・入学・新学期、現在の賃貸の更新時期など、具体的なタイムリミットを想定しておきます。
期間が長すぎると、インターネットやSNS(InstagramやPinterestなど)を見る時間が増え、新しい設備やデザインを取り入れたくなってしまいます。「あれもこれも」と追加しているうちに、当初決めていた予算のデッドラインを大幅に超えてしまうケースが非常に多いです。
また、常に家づくりのことを考え続ける状態になり、精神的に疲弊(決断疲れ)してしまいます。最終的に「もうどこでもいいや」と投げやりになり、後悔が残る家になってしまうリスクがあります。
4.希望する「土地のエリア」を決めておく
メリット
- 無駄な打ち合わせが減る:
土地が決まっていないと、ハウスメーカーは「仮の土地」でプランを作らざるを得ません。実際の土地が決まった後に「日当たりが悪くて間取りが全部やり直し」「地盤改良で予算が足りない」といったトラブルや時間の無駄を未然に防げます。 - 住宅ローンの本審査にスムーズに進める:
銀行で住宅ローンの本審査を申し込むには、原則として「土地」と「建物(ハウスメーカー)」の両方の見積もりと契約書が必要です。土地が決まっていれば、手続きが非常にスピーディーです。
デメリット
- 「建築条件付き土地」の罠にはまるリスク:
気に入った土地が「建築条件付き(指定された会社でしか家を建てられない)」だった場合、お目当てのハウスメーカーで建てられなくなる、あるいは、その土地を諦めざるを得なくなります。 - 土地の購入を焦らされる:
不動産会社やハウスメーカーから「早く契約しないと他の人に買われます!」と急かされ、建物の仕様(性能やデザイン)を十分に吟味できないまま契約に進んでしまうケースがあります。
最後に、「ハウスメーカー選びも土地探しも、焦りは禁物です。予算とスケジュールにしっかりとした『自分たちの軸』を持って、後悔のない理想の住まいを叶えてくださいね。」

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